1974年
12月 小学四年生2月号『名刀〔電光丸〕』掲載。
「名刀「電光丸」」初出。
全ての始まりである『名刀【電光丸】』が掲載される。現在はてんコミ11巻で手軽に読むことが出来ます。
藤子不二雄ランドなら16巻、コロコロ文庫ではむかし話編、大全集の『ドラえもん4』に収録されています。
が、残念ながらぴっかぴかコミックスには載っていません。小学館は低学年向けの電光丸教育にもっと力を入れましょう。
原作版『名刀【電光丸】』のあらすじは、「タイムマシンで戦国時代へ跳んだドラえもんたちは、ある気弱な青年にひみつ道具の電光丸を貸したまま帰ってしまった。実はその青年は若き日の宮本武蔵で、後に武蔵は剣豪として知られるようになりましたとさ」というもの。
明言されてはいないが、普通に解釈すれば「あの剣豪・宮本武蔵の強さの秘訣は、実は自分たちの介入による未来の国の不思議な道具のおかげでした」となる。
この武蔵の強さ=電光丸の強さ説が正しければ『名刀【電光丸】』が決闘のあった1612年の物語だったとしても、武蔵が参加した1638年の島原の乱までは電池が持たないとおかしい。
そのため、ピクシブ百科事典やアニヲタWikiでは、「この回の電光丸は無限動力」と解釈されている。
更に某所では、「もしバッテリー式だったとしても、普通に使っている分には電池切れにはならないはずだ」との指摘も挙がっている。
この指摘通りなら電光丸の電池は少なくとも26年分はあるということになる。
そもそも宮本武蔵といえば二刀流で有名な人物。もし電光丸の力だけで名を残したとすれば、もう一振りは一体どうしたんだという話になる。
確かにその知名度から、タイムベラベラーたちが何度も彼のもとを訪れていても不思議ではない。
しかし、もし何者かに電光丸を与えられていたとしても、電光丸が二刀流に対応している描写などどこにもない。
第一、機械が勝手に動かしてくれるのだから、他人に教練を施したり、新たな流派を起こすなんてことは出来るはずがない。
武蔵が電光丸の強さに頼って名声を得るような人物だったなら、小次郎との決闘後にわざわざ二刀流を学び直したりするだろうか?
むしろ武蔵の強さの秘訣は電光丸という前提が間違っていたと考えた方が自然ではないでしょうか。
ドラえもんたちが未来へ帰った後、電光丸の電池が残っているにもかかわらず彼は「ご恩はわすれませぬ。これから修行にはげんで強くなります。」という言葉通りの立派な人生を送っていたのだ。(たぶん)
そこが道具をイノシシ狩りだけに利用した野比家先祖との違い。
さすがプロだ。ちがうなあ…。
で、「武蔵が師事したのび太(電光丸)は一振りなのに、結局二刀流じゃないか!」というツッコミについて。
電光丸の高いブロッキング性能を人間業で超えるためには、どうしても二振り必要だったのではないでしょうか。
ゲーム作品に二刀流のキャラクターが登場する場合は「防御力は低いが2回攻撃や2倍ダメージで攻撃性能は高い」といったステータスで表現されることが多く、脳筋的なイメージを持たれがちです。
しかし実際の二刀流は、長短二振りの剣で相手の攻撃を受けつつ攻撃する用法が多く、むしろ防御的な技法とされている。
二天一流は、武蔵が型に囚われずに師匠であるのび太の(電光丸の)強さを追い求めた結果なのかもしれません。
ちなみに台湾では「電光閃避劍」「神劍『電光丸』」「雷達刀(閃光號)」など妙にカッコいい訳がなされている模様。
「電光閃避劍って何だか剣神ドラクエに出てきそう」と思ったらあっちは稲妻雷光斬でした。
※名刀「電光丸」の表記について
ひみつ道具にはひらがなが多様されているものが多く、どこで区切るのか読みづらいので文字媒体では「」を使って道具名を強調していることが多い(ネット上でもそう)。
初出である原作漫画では「名刀「電光丸」」と表記されているが、これだと」」←ここが気になってしょうがないので、他のサイトでよく使われている「名刀"電光丸"」という表記を使う。
テレ朝公式の『ひみつ道具カタログ』は単に「名刀電光丸」と表記しているので気にするだけ無駄な気がするけど。
1977年
3月 てれびくん5月号付録『大じゃたいじのまき』
「ばんのう刀」登場。
読者層に合わせてひらがな表記されているため少し分かりづらいが、おそらく当てる字は「万能」。
「ばんのう」を名乗ってはいるものの「しあわせトランプ」のような万能アイテムというわけではなく、「万能ねぎ」的な意味合いのようだ。
あくまでもなんでも切れる刀でしかなくレーダー機能はない。その効力は電光丸というより「スッパリほうちょう」に近いと思われる。
電光丸と同じく刀タイプのひみつ道具だが、電光丸と違って再登場は叶わなかった不遇な道具。
1963個とも2332個とも言われる膨大な数を誇るひみつ道具。電光丸も何かが違えばこの道具のように埋もれていたかもしれない。
「触るだけで斬れる刀」と紹介しつつ平気で刀身部分を持つドラえもんの1コマ矛盾っぷりが最高。
のちに元ネタが八岐大蛇と思われる大トコヨムシ白神のミコトを退治するコトになった際には、防御性能も高い「無敵ホコとタテ全自動式」を出している。
ただの大蛇なら一度でも頭に突き刺せばそれで済むが、多頭の敵を相手にする場合はそうはいかないということだろうか。
1979年
9月28日『名刀「電光丸」』
電光丸、記念すべき初のアニメ化。
この時点では刀身は黄色ではなく、普通の刀剣と同じように描かれている。
というか刀身もやたらと鋭くて原作の丸みを帯びた電光丸とは大違い。
これでは殺意が高すぎるので、「何かの手違いで表紙絵の刀を参考にしてしまった」説が有力。
色が変更された原因はただの日本刀すぎて「ひみつ道具に見えない」といった事情ではないかと思われる。
特徴のない刀剣では、マジでのび太が人を斬っているようにしか見えないから仕方ない。
髷がなく、「かぜきる おつむは ツンツルテンだよ」状態のお侍コスドラえもん。
コロ助に見慣れているとかなり違和感がある。
コロ助に見慣れているとかなり違和感がある。
12月
小学二年生2月号付録『小二コミック』
ドラえもんが変身した姿「ドラ衛門」が登場。
1980年
1月2日『ドラえもんのびっくり全百科』
電光丸らしき日本刀が登場。
鼠に耳を齧られたエピソードを回想しながら「ねずみなんて人間じゃあねぇ!!!」とブチ切れたが、タケシの場合と違って本当に人間じゃねぇ相手だった。
更にこの回は
原作:方倉陽二
脚本:雪室俊一
演出:森脇真琴
とカオスオールスターズっぷりでこのノリの主犯が誰なのか分からない
3月15日『のび太の恐竜』
エンドロールに電光丸らしき日本刀が登場。
ただのコスプレの可能性もあるが、おそらくモチーフは『名刀【電光丸】』だろう。
原作の表紙よりもコスプレの完成度は高く、ついに髷の獲得に成功した。
4月『てれびくん6月号』付録『ドラえもんひみつ全百科』
亜種道具?の「電光刀」が登場。
「どんな剣の名人も真っ青の剣道家になれるよ。」
明らかに電光丸の誤植。やはりドラえもんは実質デジモン。
のび太の「うっへん。」という妙な台詞はともかく、ここで問題なのは「切先の形」。
原作では丸かった切先が、『大魔境』で再登場した際には、より日本刀らしく変化していた。
が、よく見ると大魔境版の電光丸はこの電光刀そっくり。
ここで確立した電光丸のデザインが後のベースとして受け継がれていく。誤植のくせになまいきだ……。
1981年
12月『月刊コロコロコミック2月号』
『のび太の大魔境』に「秘剣電光丸」登場。
名刀でもなければ、「秘剣"電光丸"」でもない(Wikipediaの「秘剣“電光丸”」という表記は実は間違い)。
既に「名刀」名義でアニメ出演していることを全く考慮しないステキネーミング。
てんコミ化の際に手が加えられてヘリトンボがタケコプターに統一されても、秘剣だけは何故か秘剣のままだった。
実は巨神の起動前後でいつの間にかのび太の手から消えている。どこへやったんだのび太。
1982年
3月13日映画『のび太の大魔境』公開。
アニメ版では名称が「名刀"電光丸"」に改められる。
ここでもまだ黄色くはなっておらず、デザインは前回のアニメ版とほぼ変わりなし。
やはり凶器にしか見えない。
アニメ版でも同様に電光丸の失踪事件が発生。ちなみに、この件は新魔境版でも修正・補完されていない。
1982年『てれびくん8月号』
新忍者ハットリくん「忍法電光ぎりでござるの巻」が掲載。
この回では機械で作られた忍者・ロボ丸が持つ武器として電光丸が登場した。
ハットリくんの電光丸はドラえもん原作とは描写が異なり、電撃攻撃を行う機能がある刀剣として描写されており、この作品が電撃設定の初出となる。
当時は先述の『大魔境』にて映画ハットリくんと映画ドラえもんと同時上映されていた時代であり、このコラボは藤子両先生のファンサービスと思われる。
ハットリくんがドラえもんのひみつ道具を使って科学を生かした忍法を披露する!というAとFの境界を越えたコラボレーションであった。
そして、電光丸の初敗北でもある。
また、この後、電光丸には電撃機能があるという設定がドラえもん側にも逆輸入されていくこととなる。
1986年
『ドラえもん道具カタログ スーパー・メカノ=サイエンス 2112年版』
電池切れ設定の初出。
この本では「光蓄電池」と「電気ショック発生器」が搭載されている設定となっており、先述のハットリくんでの客演時の描写が取り入れられている。
1988年
9月30日 第994話『剣豪のび太』
「ドラえもん夢気球スペシャル 自然はボクらのヒミツ基地!」内にて放送された『名刀"電光丸"』の再アニメ化作品。
10年を待たずに二度目のアニメ化を果たす辺り、この頃には既に人気道具だったのかもしれない。
1989年
8月 台湾の青文出版社発行、通称・青文ドラの174巻『機器貓小叮噹 174』
台湾オリジナル作品青文ドラに「萬勝劍」を名乗る電光丸のソックリさんが殴り込み。
青文ドラについての解説はこちら(前述の和訳サイト様へリンク)に丸投げ。
この萬勝劍は前述のスッパリほうちょうモドキとは違い、ちゃんと「自動で動く剣」として描かれているので電光丸度は高い。
よく見るとのび太が目をつぶっている。原作電光丸でも同じ描写があるため、コイツは明らかに確信犯である。
↑目をつぶって戦うシーン
ワハハハ、青文出版社、もはや、言いのがれることはできんぞ
ワハハハ、青文出版社、もはや、言いのがれることはできんぞ
では何故そっくりさんなどではなく電光丸そのものを出さなかったのか。
この道具の情報を提供してくださった三畔さんは、「適応灯なら台湾人にも字だけで伝わるが、電光丸と書かれても何の道具か分からないから」と考察されていました。
確かに、海外の方には「〇〇丸」が日本刀っぽいネーミングだとは分からないのかも。なるほど。
萬勝劍の形状はグラディウスに見える。後に日本側でもモチーフ違いの亜種が増えることになるとは、台湾版作者も思いもよらなかっただろう。
1990年
『ひみつ道具使い方事典 2』
ハットリくんの電撃設定、道具カタログの電池設定が再登場し、深堀りされた。
今回は「ソーラーシステムバッテリー」を搭載していると解説され、後に度々登場する「電池切れ」描写と初登場時の「宮本武蔵が電光丸で活躍し続けることが出来た事実」を両立させる設定となった。
「その場で使える電力が切れてしまった(電池切れ)が、太陽に晒しておけばまた回復する(光蓄電池)」、という設定は理に適っているように思えるが、現在ではこの設定は使われず「電光丸にはエネルギーに限りがある」描写だけが受け継がれている。
また、電撃機能は「力が弱くても電気ショックで気絶させられる」とハットリくん初出の設定をひみつ道具の世界観に合わせるような形にアレンジして解説されている。
1994年
1月『月刊コロコロコミック3月号』
『のび太と夢幻三剣士』に「白銀の剣」が登場。
「手に入れられれば天下無敵になれる」とユミルメに伝わる伝説の剣。
バードピアのトマリギとどちらが高いかでファンの間でも意見が分かれるヨラバタイ樹のてっぺんに兜や手袋と一緒に置かれていた。
しかし伝説として語られているのは「白銀の剣」だけなので、残りの装備はスタンドの弓矢で言うところの「弓」程度の扱いなのだろう。
その特徴は「体がかってに動く」「目にもとまらぬ剣さばき」と電光丸に非常に似ており、初期の描写も電光丸とほぼ同じ流れ。
夢カセットの世界観に合わせて形が変えられただけの電光丸ではないかとも言われている。
作中では物語が進み剣を使い込む内に思いのままに動かせるようになっていたが、のび太が身を任せているのか、制御出来るようになったのかは不明。
『名刀"電光丸"』で書いた自説を早くも否定するようだが、もしかすると、電光丸も体が馴染めばその技を自分の物に出来るのかもしれない。
(ノビタニアンの勇敢っぷりや、夢カセットのプレイを止めた後も再びユミルメに現れたことを考えると、むしろ白銀の剣に精神を乗っ取られてるようにも見える)
1995年
4月7日 3DO専用ソフト『ドラえもん 友情伝説ザ・ドラえもんズ』発売。
ドラえもんズの本格的なデビュー作として知られる今作にも電光丸が参戦。
この電光丸のアイコンはおそらく専用画像とのこと。
この頃には既に専用のアイコンを作ってもらえる程度には需要・知名度があったようだ。
実は私も未プレイなので良く知らない電光丸。
今作に詳しい方、既プレイの方、電光丸の今作での立ち位置や作中での入手経路などをご存知でしたら、コメント欄などで教えていただけると助かります。
電光丸を「大切に使おう。」というメッセージは決して悪くはないけど書くことない感が凄い。
1996年
2月16日『ドラえもん のび太と復活の星』発売。
原作にもあった電光丸がキラリと光る表現がエフェクトとして実装されている。
この時点では後のアニメ版のようなライトセイバー的な光ではなく、あくまで光り輝く鋭い金属というイメージの刀身となっている。
2000年
9月『ザ・ドラえもんズSP ロボット養成学校編』
黄ドラ(現在は商品名などで 「元祖ドラえもん」と呼称されている )の専用武器が電光丸になりかける。が、ならなかった。
前述の『友情伝説』での登場が元ネタだろうか。
切断能力ありとして描かれている。
結局現在のゲーム作品では専用武器として「空気砲」が選ばれがちなドラえもん。(のび太は連射力に優れた空気ピストルが選ばれることが多い)
一時期まではのび太以上だった射撃の腕と、129.3馬力ものパワーを活かすなら確かに電光丸より空気砲の方が良いのかもしれない。
ハイパー空気砲(SOS)や3WAY空気砲(対決)、三連結空気砲(長い一日)と上手く使い分けて火力担当を引き受ければ、力の2号としてキッドとの差別化も図れるかもしれない。
電光丸を専用武器にするなら、『走れドラえもん!銀河グランプリ』で「22世紀ネコ型ロボット同窓会の写真」に映っていた謎の侍えもんのほうが似合っていると思います。
公式さん彼を忘れないでください。せっかくの良キャラにさよならとは言わないで。
お前さっきのドラ衛門だろ
12月14日『ドラえもん3 魔界のダンジョン』に「名刀電光丸」登場。
攻撃力22 改修後の最大攻撃力48 売値55000
ローグライクゲームの本作においては、「ころばし屋など武器属性の敵に大ダメージを与える」「クリティカルヒットが出やすい」という特徴を持たされた。
フィールド上のグラフィックは汎用グラと同じ。
エンディング後のやり込み用ステージ(もっと不思議のダンジョンに相当)にしか登場しないため、ストーリークリアだけで満足してしまうプレイヤーには存在すら知られない。
かと言ってそれほど圧倒的な強さでもないので、色々と釣り合っていない仕様。
ポケットステーションを使うことでしか手に入らない「天罰ムチ」よりはまだ目立っているのが救い。
原作では「それさえもってりゃ、ねむっていても勝てるんだよ。」と語られていたが、本作では眠り状態にされると当然ながらボコられる。
もしローグライクでそれを表現するとしたら、『ディアボロの大冒険』で言うところの「ドッピオのDISC」のような「自キャラが数ターン自動操縦に切り替わる」仕様がそれに近いと言えそう。
でも、電光丸の為にわざわざそんなものを用意するわけにもいかないのが実状。
「こんなのもってても、ねむっていたら負けるんだよ。」という真逆のシチュエーションが見られる事態に。
ちなみに『魔界3』最強武器は攻撃力50の「無敵ホコとタテ全自動式」。わりと序盤から拾えてガンガン強化していける有能兵器だ。
「ホコとタテ」は原作本編での扱いが微妙だった不遇道具なので、ゲーム中で輝いたことに喜んだ「無敵ホコとタテ全自動式」ファンも多いだろう。
――――この期間にもトレカACゲーム『ドラえもん大冒険』や『ドラえもんソーセージ』に付属するひみつ道具のカードで電光丸が登場していた記憶はあるのですが手持ちの分では確認出来ませんでした。当時のグッズ等をお持ちの方、この時期の電光丸の色やデザインについての情報お待ちしております。
2004年
3月6日『のび太のワンニャン時空伝』
本作で初めて刀身が黄色く描かれた。また、設定本にのみ登場していた電池・電撃設定が初めて映像化された。
登場直後は、普通の人間より身体能力が高い描写があったワンニャン国民が束になって掛かってきても、足止めにすらならないという無双っぷりを見せる。
ご丁寧にも「ぜったい負けないよ。」とフラグを立てるドラえもん。
が、ドラえもんの舐めプにより、電光丸は映像作品史上初の「電池切れ」というピンチに陥ってしまった。
大山ドラを見送る最後の映画作品は、電光丸初の黒星を飾る不穏な旅立ちとなってしまう。
もちろんワンニャン時空伝が悪いわけではなく、その展開を都合よく何度も使い回すのが良くないだけ。
いくら便利な展開だからといってやりすぎは良くない。
また、スパークが走るという形で電撃設定が表現されている。
ちなみにまんが版ではスパーク描写は無し。(電池切れはあり)
電池切れの状態では切断能力を失うもののそれなりの硬度は保たれているらしく、殴りつければネコジャラを気絶させる程度の鈍器にはなる。
ドラ「よ、よくもシャミーちゃんをこんな目に……。許さない……!」
ユグドラシル絶対許さねぇ!元はと言えばドラえもん自身の舐めプが原因のはずだが、それを言っちゃあおしまいだよ!ああ、おしまいさ!
ユグドラシル絶対許さねぇ!
2007年
6月29日『海賊大決戦 ~南海のラブロマンス~』
亜種道具の「ライトニングボルトサーベル」登場。
腕の立つ海賊・ケネスに対して終始優位に立ちまわるも、空気砲、タケコプターとの同時使用だったため、サーベル単独の強さはよく分からないまま。
他の武器道具との連動機能でもあるんじゃないかと思うほどの、流れるような戦いぶりは歴代屈指の活躍と言える。
前述の通り、電光刀から「反り」が隔世遺伝しているのが特徴。
また、久々の色が黄色くない電光丸であり、その強さ共々、名前にそぐわず意外に原点回帰している。
ライボルサーベル「よお!三剣がそろったね。」
名刀"電光丸"(日本刀)、萬勝劍(グラディウス)、ライトニングボルトサーベル(サーベル)、これで大きなデザイン違いは3つ。ついに三剣がそろってしまいました。
「名刀"電光丸"」辺りはジャイアン宜しく「なれなれしい口をきくな!!」といつキレ出してもおかしくない。
12月7日『王子を守れ! 伝説のドラミ三剣士』
感情エネルギー設定初出。「怒りが乗り移りパワー倍増」発言。
ドラミ「凄い!お兄ちゃんの怒りが電光丸に乗り移りパワー倍増だわー!(棒読み)」
ドラ「あっ思い知ったか!今宵の電光丸の威力を~!(歌舞伎風味)」
ドラミ「いよ~っ、お兄ちゃん!」
2008年
7月25日
『ドラえもんのびっくり古代モンスター』
まさかの「秘剣」30年ぶりの再登場。
ユーリノサウルスの長い口ばしに対抗して、秘剣電光丸で立ち向かった。
その様子を見ていたジャイアンが「まるでフェンシング」と評しているが、もし電撃機能付きの名刀電光丸だったら「まるでマグロ漁船(電気ショッカー)」とでも言っていたかもしれない。
2009年
1月9日『のび左エ門の秘宝』
アニメオリジナル展開で登場。
のび太のご先祖、のび作が使用して山賊相手に戦った。
タイトルののび左エ門はその父(原作、アニメ共にのび助と同じ顔)。
画像の通り最初こそ酷い動き(省力作画)だったものの、その後は割とまともな立ち回りが描かれた。
2018年1月7日に『ドラえもんクレヨンしんちゃん2018年冬のアニメ祭り』内で再放送された際には、滅多に会わない親戚同士が会ったときの微妙な空気を描いた名コマが再現されないことを嘆く声も多かった。
12月31日『どら焼き伝説を追え!』
電池切れにより武蔵坊弁慶と対戦しそびれる。
もし万全な状態で戦っていたとしても、「猛獣使い笛」「天女の羽衣」との同時使用だったので純粋な電光丸との強さ比較が出来たわけではないとはいえ、惜しい。
「天女の羽衣」は「フワフワオビ」を和風化したような道具で、「ライボルサーベル⇔電光丸」との繋がりを感じさせる。
『とびだす伝記電気』で弁慶と武蔵の決着が見られれば、間接的にリベンジが果たせたのだが、そちらも勝負の行方は知れず。
2010年
3月6日『のび太の人魚大海戦』公開。
宇宙全体を支配する力を持つ「人魚の剣」に勝利し、大金星を挙げる。
尤も、作中では実際に「宇宙全体を支配する力」を発揮したシーンがなく、電光丸が戦った相手は正規の所有者ではないため正当な勝負の結果とは言い難い。
本来は瞬間移動で召喚されるようなファンタジックな代物であり、正しく使えば電光丸を超える可能性も十分あるが、誰が何と言おうと今回は電光丸の勝ち。
勝ちは勝ちとしてカウントさせていただく。
6月11日『夢まくらのおじいさん』
アニメオリジナル展開で登場。節電機能初出。
今回は「名刀」も「秘剣」も付けず「電光丸」とだけ呼ばれている。
また、切断能力が無く竹刀でも受け止められた。子供の頃のパパが電光丸を振るい、当時のがき大将に勝利。
何気に、チャンバラごっこに使われたのはこれが初めて。
ドラえもんが「がき大将(ジャイアン)との決闘」用に出してから、実に36年目の快挙であった。
2012年
2月28日『ドラえもん なぜなに探検隊』2巻
秘剣電光丸、3度目の登場。
悪役であるDr.ハインナインが「兵士のタネ」を使用して義経と弁慶に襲い掛った際、秘剣電光丸を取り出して助太刀に入った。
ちなみに秘剣を登場させた2作品は岡田康則先生によるもの。
岡田先生は秘剣がお気に入り……なのかもしれない。
先述のまんが版ワンニャンも岡田先生のため、実に3度も電光丸を描かれていることになる。
宇宙支配レベルからがき大将レベルまで、相手が剣士とあらば無敵の電光丸伝説はここまで。
9月7日『アリガトデスからの大脱走』
マジメーの「電光丸? そんな玩具で私に挑もうというのですか?」発言。
22世紀のロボット収容所「アリガトデス」の所長マジメーとの一騎打ちに挑むも上記の台詞で煽られ、敗北。
器用にもタケコプターだけを斬られ、(中の人がフリーザ様だけに)圧倒的な戦闘力の差を見せつけられた。
ドラの手から離れた電光丸は海ポチャ。
簡単すぎる…あっけなさすぎる…。がき大将との対戦という積年の夢をかなえた電光丸に待っていたのは可哀想な扱いだった。
ドラえもんは「そのポケットで」「夢を そうあふれさせて」はくれるが、ポケットの中身にその権利はないらしい。
『対決ひみつ道具!!』でひみつ道具たちが、ドラえもんの度重なる酷使に耐えかねて反乱を起こした際も、「タイムふろしきによる記憶消去で誤魔化し酷使を続ける」という鬼畜行動を取っていました。
やはり道具に権利はないのか?!
2013年
3月9日『ひみつ道具博物館』
39年間「抜き身の刀」スタイルを貫き通してきた電光丸が、ついに「で」マークが入った鞘に収まった。
ドラえもんが迷い無く「『名刀"電光丸"』!」と叫んで抜いているため、あの鞘の存在はそれなりに知られていると思われる(後にドラも所有していると判明)。
電池切れ状態では切断能力を持たない電光丸に鞘が必要な理由は不明。
何の根拠もないが、鞘は充電スタンドになっているという説がある。
前述の蓄光電池設定が残っているなら太陽の光を遮断してしまう鞘は逆効果にも思えるが……?
などと長年思われていたが、実は原作の時点で電光丸には元々鞘が存在したと判明。
本記事のコメント欄にて四次元粘土氏からの指摘を受け、初めて気づきましたごめんなさい。
さすが寺本監督だ。ちがうなあ…。どころの話ではなく複数コマに渡って普通に出ているので完全にただの見落としでした。
一応鞘の詳細なデザインは『ひみ博』が初出ではある。
今回は「怪盗DXのころばし屋」に敗北。過去世界では無双出来ても、未来の国基準ではどうってことないのだ。エンドロールではわざわざ「怪盗DXの」と紹介されていたが、通常のころばし屋とスペック差があるのかは謎。
この道具名は、クルクル回る扉の「ええい!こうなったら実力行使だっ!いでよ!怪盗DX軍団!」の印象が強すぎて「怪盗DX軍団のころばし屋」と間違えそうになるので注意が必要。
『魔界のダンジョン3』にはころばし屋が敵キャラとして登場するので、その気になれば「複数のころばし屋に囲まれて敗れる電光丸」が再現可能。勿論、ころばし屋に勝利するifルートも楽しめるし、プレイヤー側のNPCとしても使用可能なので「ころばし屋の援護射撃を受ける電光丸」という熱い共闘展開だって見られる。ひみ博ファンは一度お試しあれ。
ちなみにひみつ道具博物館のエンドロールは「映画ドラえもん皆勤のタケコプターは、今作では最後の最後に登場していたんだよ」と教えてくれる道具ファンにとっては粋なものとなっている。(が、電光丸は負けシーンの再披露。悲しい)
右の「ひみつ道具大作戦!」は「おしっこバトン」で有名な例の応募企画。
11月15日『のび太vs武蔵 巌流島ちょっと前の戦い』
感情エネルギー設定が6年ぶりに再登場。
一発ネタと思われたドラミ三剣士の
かつ、小次郎との決闘は「船の櫂で充分でござる」という拘りよう。
しかも電光丸と互角以上に渡り合う実力者として描かれる。
のび太のしずかに対する想いが一歩勝り最終的には僅差で勝利するものの、感情ENが乗るまでは完全に押されていた。
武蔵がわざと煽り、怒りのパワーで強化させていなければ電光丸が負けていたので実質負け。
明らかに「使い手が寝ていては弱くなる」仕様。ちなみに武蔵のデザインは原作とほぼ同様。
物語の終盤、数年後(決闘時)には少しだけ逞しく成長した姿が描かれた。
2014年
3月8日『新・のび太の大魔境』
電池切れを伝える音声アラーム機能が初登場。
「電池切れ寸前になると刀身が赤色に点滅しながら音声が鳴る」という中々豪華な演出を披露。つまり、「開発側にとって電池切れは想定内の出来事」と確定した。
22世紀の道具職人さんには、そんな機能付ける前にさっさと電池持ちを改善して頂きたいところ。
何気に『大魔境』で電池が切れるのは初めて。
「サベール隊長と電光丸の格を一気に落とした」とも「のび太が自分で勝ったのだからわさドラらしくて良い」とも言われる賛否両論の追加展開。
そんなことより、サベール隊長がWikipediaやドラえもんWikiなどネットの各wikiサイトで「サーベル隊長」と何度も誤字られていることのほうが由々しき問題だと思う(ドラえもん表記揺れ警察)。
↑使用の際に「黄色→黄色に発光」というかなり珍しいタイプ。ここまで光り輝いているのは今作だけ。
2016年
3月5日『新・のび太の日本誕生』
鞘と節電機能の再登場。
『夢まくら』では使用者の手に渡る前に電源が入っていたが、今作では使う瞬間に刀身が光る仕様に変化。
アップで映ることにより、今作ではマークが「電」に変化した。亀仙流のロゴ風味。
電光丸の登場時に和風BGMが流れていたが、あれが実際に流れていた可能性が浮上。
幼き頃、電光丸で遊んだ大人たちに贈る、よりプレミアムな電光丸なのかもしれない。
12月31日『戦国のび兵衛がんばれ』
忍者・雲隠れジャイ蔵によって電池切れに追い込まれ敗北した。
レーダーによる正確さが売りの電光丸とは思えない無駄にアクロバティックな動きを見せた。
そしてあっけなく電池切れ。無駄に曲芸を披露してトチるなんて『竜の騎士』ののび太レベルじゃないか!
のび太たちは「ええーっ!?」とかなり驚いていたが、近年はむしろ電池が切れなかったことのほうが少ない。毎秒充電したりしなかったりしろ。
充電せえ
2017年
2月22日『テレビ絵本 ドラえもん あそぼう ひみつどうぐ!』に「まほうのけん」登場。
8月4日『天井うらの宇宙戦争』
アカンベーダーのライトセーバー(らしき何か)に敗北。
アカンベーダーの科学技術は地球の100年先を行く。
これでサイズさえ伴っていれば、鉄人兵団以上の脅威であり、おそらく地球は制圧されていた。
「ポケットの存在を知られ、ビッグライトを奪取されでもしていたら」と考えると恐ろしい。
実体剣がビーム剣と鍔迫り合い出来たのは、『機動戦士ガンダム』のグフが装備するヒート・サーベルのパロディかもしれない。
ちなみにビームサーベルはビームナギナタの柄でも受けることが可能。
2018年
2月2日 小説版『のび太の宝島』
3月3日 映画『のび太の宝島』
今作の引き分けによってようやく連敗脱出(勝ててはいないが)。
奮闘も虚しく人質を取られて武装解除に追い込まれた。
しかしこれは地味に上手い処理。
迂闊に正々堂々と戦って負けたりしない辺り敵の行動もちゃんと海賊っぽいし、不自然ではない。
描写は近年の平均値と言えるもので、
手に渡った瞬間光る仕様は『夢まくら』、電池切れを音声と点滅で事前に教えてくれる仕様は『新大魔境』からそれぞれ受け継いでいる。
但し警告方法は「ボイスと赤色で点滅」ではなく「SEとオレンジ色で点滅」に変更されている。
鞘が無いのは直近の2作品と同じ。
ここまでなら「非常に良い」再登場のように思えるが、我々は忘れていた。
海賊で電光丸と言えば「ライトニングボルトサーベル」があることを(DNKRT)。
そう、何故海賊モチーフの今作でライボルサーベルが出ないんだ。
公開記念にTVシリーズでも『ほどほど宝島』というアニオリエピソードが放送されていたが、そちらにも出演は叶わず。
この機会に出られなかったらサーベルは一体どうなってしまうのか。
再登場出来なかった理由は、やはりひみつ道具に見えない外見の地味さか。
敵もサーベル、こっちも同じくサーベルだと映画として映えない。
のび太が実銃を使うことすらはばかられる現代で、まんまサーベルなライボルサーベルを振り回すわけにはいかないという大人の事情もあるのかも。
映画航海の1か月前に発売された小説版では、海賊船のメカニック担当・フロックが改造した「名刀電光丸・改」が登場。
しかしそれでも勝てず結果は引き分け。
しかも映画本編とは違い、完全に力押しの勝負で負けている。
どれほどの強化を施したのか知らないが、素の電光丸の地位はさらに下落することに。
ビビ、今作では怒りのパワー機能が発動していなかったものの、ちょい役の敵にしては強すぎでは。
マジメーといい、ビビといい、未来人は何故人間離れしたパワーを持っているのか。
チャモチャ星人が退化した肉体を機械で補ったように、22世紀人は強化手術でも受けてるんでしょうか。
『奇跡の島~アニアド~』のスカイとイメージが被る(左側)
折角「電光丸を海賊が強化改造した」ならリ・イマジ(特撮的な意味で)として「ライボルサーベルでも良かったんじゃ……」と思わずにはいられなかった亜種道具。
小説なら上記のような大人の事情もある程度回避出来そうなものですが、うーん。
アニメオリジナル道具はやはり扱いが難しいのだろうか。
しずかが連れ去られてるのに電光丸がパワーアップしていなかったことについて、
「ドラは仲間が誘拐されることよりも、自分がたぬき呼ばわりされたことの方に強く怒っている。ちょっと薄情なんじゃないか?」
などとドラの仲間に対する思いに疑問の声も一部で挙がっている。
2019年
11月16日 第1032話『ヴェルサイユのママ』
2004年のワンニャン時空伝以来15年ぶりに「電池切れの電光丸がジグザグになる」表現が使用され話題になった。
今回に関しては、
作中ではママを取り戻すためにパパが電光丸を使用した。
「電池切れに追い込まれるがレーダー機能を失ったまま敵に立ち向かっていった」という『新・大魔境』のオマージュとも言える展開に。
また、パパが電光丸で戦ったのは2010年放送『夢まくらのおじいさん』以来9年ぶり。
ビッグイベントではあったものの、電光丸的には「試合に勝ったが勝負に負けた」回に終わった。
2020年
8月24日『チョコエッグ ドラえもん ムービーセレクション2』
新恐竜公開記念に発売されたチョコエッグドラえもんの映画コスバージョン。
その中のワンニャンドラに電光丸を装備した姿が採用された。
電池切れしているということはネコジャラに追い詰められている状況のはずなのにやたらと余裕そうな表情。
更にワンニャンでの電光丸は電池切れ後にジグザグになるはずがそうなっていないなど色々と原作再現度が微妙と話題になった。
武器道具としてはおそらく空気砲や空気ピストルに次ぐ知名度を誇る電光丸。
ファンの間では既に「出るたびに電池が切れる道具」として既に悪い意味で有名になってしまっていますが、某巨大掲示板等では「電光丸よえー」「名刀電光丸って無茶苦茶強くなかったっけ?」など、従来のイメージとの乖離に困惑する声も見受けられました。
強力な武器をもってしても勝てないほどの相手を描写するためにその都度敗北を重ね、どう見ても強力な武器ではなくなっている現状の扱い。
電光丸の名誉のため、そして電光丸が引き立てる敵キャラのためにも、元祖・刀道具としての活躍を願わずにはいられません。
レーダーが組みこまれているんだ。
おそってくる敵の動きをキャッチし、自動的にあい手をたおす。
それさえもってりゃ、ねむっていても勝てるんだよ。
『名刀〔電光丸〕』
この記事へのコメント
妖刀電光丸
天罰丸
「天罰ムチ」で検索しましたらこちらの「雷光丸」がヒットしたので興味深く読んでしまいました。
雷光丸に関しては宮本武蔵の回を旧ドラで1回見たのが最初で最後の経験だったのですが、結構な常連アイテムだったのですね(笑)。
今回「天罰ムチ」を検索したのは文章中にもあるPS1の「魔界のダンジョン」を今さらながらプレイしているのですが、何故かポケステの方で天罰ムチをもらえるスコア200まで進めても実際のゲーム内でそれらしきイベントがでないので調べていました。
文章から察するにおそらくドラスト様は実際にプレイをされたことがあり天罰ムチもゲット済みだと思うのですが、ゲーム内のどのタイミングでもらえるのか教えていただけないでしょうか?
自分の推測だと本当ならロードしたらすぐに秘密基地にドラミちゃんからゆうびんロケットで送られてくるところ、PS1ではなくPS2でプレイしているから連動が上手く行っていないのかなー? と思っています。
説明書だと会話で稼ぐともらえるスコアが秘密基地を拡張するスコアと連動するとも書いてあるのですが・・・こちらも全く増えない(ポケステを繋げるとダンジョンでドラミちゃんが助けてくれるというボーナスは発生しました。)
攻略サイトでもただもらえると書いてあるだけで詳細のタイミングがわからずアイテムコンプを目指したいのですが、続けるべきかあきらめるべきかわからず途方にくれております。
ドラスト様の秘密道具研究とは直接関係ありませんが、再確認していただく必要はなく、あくまでかすかな記憶でも構いませんので、教えていただければ幸いです。
ドラえもんファミリー
どらすと
『魔界のダンジョン』はプレイしたことがあるのですが、恥ずかしながらやりこみプレイはできておらず、「天罰ムチ」を入手するイベントの詳細については知らないのです…
アイテムコンプのお役に立てずすみません…
どらすと
1988年9月30日「ドラえもん夢気球スペシャル 自然はボクらのヒミツ基地!」に放送された大山ドラ版2回目の電光丸アニメ化作品、第994話「剣豪のび太」なんてあったんですね!
大山ドラに2回目のアニメ化があったなんて知りませんでした…
教えていただきありがとうございます!
四次元粘土
この記事はもちろんのこと、他の記事も非常にマニアックかつコアな内容で溢れており「私のドラ知識はまだまだ浅いな」と感じました。
この度は電光丸について、僭越ながら情報提供をしようと考えコメント致しました。
電光丸の電池切れ設定と電撃機能設定についてですが、私が知る限り電池切れ設定(正確には「電光丸には電池が搭載されている」旨の記載ですが)は1986年に発売された『スーパー・メカノ・サイエンス ドラえもん道具カタログ 2112年版』、電撃設定は前者の書籍と共に1990年に発売された『ドラえもんのひみつ道具使い方事典 2』にて、既にこれらの設定が発表されています。
『道具カタログ』では道具の解説自体は軽く触れられているだけなのですが、電光丸の内部図解にて「光蓄電池」と「電気ショック発生器」が搭載されていることが記されています。
『ひみつ道具使い方事典 2』では内部図解が若干変更されており、電池ではなく「ソーラーシステムバッテリー」が搭載されています(この装置についての説明は書籍内でなされていません)。一方「電気ショック発生機」はこちらでも搭載されており、書籍内にて「力が弱くても電気ショックで気絶させられる」と記載されています。
ただ、これらの書籍は「F先生監修」と記載されているものの、道具の設定(説明)が原作漫画と異なるケースが一定数あり、私個人の意見としましては「100%鵜呑みにすることは出来ない」と考えています。
例えば「ジークフリート」は、原作漫画では「一定時間だけ不死身の体になれる(攻撃を受けても痛みを感じない)」道具ですが、『ひみつ道具使い方事典 3』では「10日間絶対に死なない体になるが、痛みは感じるし怪我もする」と説明(描写)されています。
他にも「スケスケ望遠鏡」は、原作漫画では「接眼レンズを耳に近付けると、眺めている地点の音を聞くことが出来る」機能がありますが、『道具カタログ』では音を聞く機能が無視されています(『ひみつ道具使い方事典 3』では、音を聞く機能についてちゃんと触れられていますが)。
初めてのコメントにもかかわらず、偏った知識で長々と記述してしまい申し訳ございません。
どらすと
コメントありがとうございます。
恥ずかしながら『ドラえもん道具カタログ 2112年版 スーパー・メカノ・サイエンス』は未所持のため、電池切れ・電撃設定の初出に関しては完全に私の見落としでした。ありがとうございます。
『ワンニャン時空伝』における数々の描写は道具カタログからの引用であって映画スタッフによる新規の創作ではなかったのですね。
また、岡田康則先生が手がけられたまんが版では電撃設定が見られないことも興味深いです。
原作由来ではない設定を出来るだけ削ろうとされたのかもしれませんね。
(ストーリー展開上、電池切れ設定を削ることは難しかったため電撃が走る演出だけでも無くされた、という気がします)
四次元粘土
原作漫画、アニメ、映画とは無関係(?)の作品になりますが、2008年に発売された『ドラえもんのびっくり古代モンスター』と、2012年に発売された『ドラえもん なぜなに探検隊 2』では、電光丸が「秘剣電光丸」という名称で登場しているのを確認しました。
前者ではカジキ、ユーリノサウルス、ユーリノデルフィスが紹介されている頁(246頁)にて、ドラえもんが「秘、秘剣電光丸~!」と叫びながら電光丸を取り出し、先述の古代生物(どの生物かは説明されていませんが)の長いあご(口ばし?)に対抗しています。また、その様子を見ていたジャイアンは「まるでフェンシング」と言っています。
後者では第23話「歴史のスーパースター義経&弁慶!!」にて、悪役であるハインナインが「兵士のタネ」を使用して義経と弁慶に襲い掛かり、弁慶が対抗するも隙をつかれてしまった為、ドラえもんが「秘剣、電光丸ーー!!」と叫びながら電光丸を取り出し、兵士を退けています。
四次元粘土
私も『ひみつ道具博物館』を初めて鑑賞した時、鞘に収められた電光丸を見て「おお!ついに電光丸に専用の鞘が!」と驚きましたが、改めて原作漫画を見直すと、既に鞘らしき筒(?)が登場していることに気付きました。
この記事のトップ画像(原作漫画のワンシーン)にも、鞘らしき筒がのび太の傍に置かれており、最初は私も「何だろう、これは?」と思いました。しかしその後のコマでドラえもんがのび太に「あとは、むかっていく勇気さえあればいいんだ」と告げる場面では、先述の鞘らしき筒に電光丸が収められているとも取れる様子が描かれています。
ただ、この鞘らしき筒が何なのかは作中で明言されていません。その為、結局のところ鞘なのか筒なのか正体は分かりませんが、考察等のご参考になれば幸いです。
どらすと
>なぜなに探検隊
そういえば電光丸出てましたね!Dr.ハインナイン懐かしいです(もう内容はかなりうろ覚えになっちゃってますが……)
こっちでは「秘剣」名義でしたか。作者はワンニャンと同じく岡田康則先生でしたが、どういう意図があって秘剣を選ばれたのか謎ですね。
発表は2012年と『どら焼き伝説を追え!』(2009)にて弁慶と交戦した後ですが、「電光丸で弁慶」ネタ被りを避けられた、というわけでもなさそうです。
名刀に様々な設定が付与されたため秘剣の方がオーソドックスな電光丸として相応しいと思われたとかそんな辺りでしょうか。
>電光丸の鞘
ああっ!読み返してみると確かに鞘のようなものが登場していますね!
なるほど、初登場の時点で存在していたのか!言われてみれば、鞘にしか見せませんね……。これまで全く意識していませんでした。
流石、寺本監督です。こんなところからも拾っていたなんて。
情報提供ありがとございます!電撃・電池設定初出時期の変更、鞘の起源などこの年表が大きく書き換わる大発見、本当に助かりました!
複数のコマに渡って堂々と登場、かつラストも鞘に収められた状態で武蔵に渡していたのにいままで指摘できなかったとは……。
巨大迷路
「スーパーゲームコミックRPGドラえもん」という本では諸事情あって色々なものがネズミに見えてしまっているドラえもんが二刀流で電光丸を振り回していましたがどうでしょうか…?
既知でしたらすみません。
どらすと
コメントありがとうございます。
「スーパーゲームコミックRPGドラえもん」に電光丸が登場していた件、存じておりませんでした。情報助かります!
こちら未所持の作品であるため、入手出来次第、記事に反映したいと思います。
巨大迷路
2020年3月14日放送「地球製造法」の終盤、ドラえもんがいわゆる「なんかないか、なんかないか」の状態でひみつ道具や物を取り出した中に、ジグザグになった電光丸を確認しました。
難しい線引きかもしれませんが、電池切れになった電光丸を充電せずに放置されていることが判明したともいえるので、ご参考になれば幸いです。
どらすと
原作以外の多くの媒体では電光丸に電池残量の概念がある描写がされていますが、充電機能の方は書籍「スーパー・メカノ=サイエンス」以外に見た記憶がないので、もしかしたらわさドラ版ではそもそも使い切り設定なのかもしれませんね。
(この記事では充電設定がある前提で執筆していますが、そもそもわさドラで「充電」云々という台詞はなかったはず……)
ドラえもん、電池切れの電光丸をその辺に捨てたりせずにちゃんとポッケにしまって後でリサイクルにでも出そうと思っていて、そのままだった……とか。
この道具の影響か、ドラえもんの得意武器に刀があったのが印象深いです。